ブルキナファソ日記

みなさん、お待たせしました!
ブルキナファソ日記の第2段になります。

さてさて、みかちゃんに内緒でいった今回のブルキナの旅。
ウンデにつくまででも十分にサバイバルしていますが、まだまだサバイバルなんですよ~

さて続きをどうぞ!


ウンデの街で降りて、まずは荷物を引き取ります。
バスの下側がトランクになっていて、その中にバイクやらも一緒に入ってます。
いろんなところを開けて、ほとんど最後のドアで出てきましたよ、アフリカに似合わないスーツケースが!
写真がないのはそれくらい必死だったってことです。お許しを。
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で、荷物を引き取って、周りの人に「ミカ、ミカ」と話しかけます。
でも皆、首を横に振って「知らない」のジェスチャー
こりゃ、困った。思った以上に街は大きいし、なかなか会うのも難しそうだぞ・・・

子豚さんがその辺をうろちょろしています。アフリカですね~
ロバの馬車もいます。でもうしろには大型トラックもいますが。
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ここにいてもこれ以上の情報がゲット出来そうにないので、大きな道に出てみます。
なかなかの交通量。いや、人だかり、馬車、バイク。
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すると、隣に警察署発見!
フランス語でもPOLICEでよかった~
困った時は警察に行け!ってのはきっと万国共通ですよね。
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とりあえず、英語でしゃべりかけてみます。
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ミカってひとを探している。妹だ。って感じです。
すると、英語で返事が返ってきました!!!!めちゃハッピーです♪

警察官「ミカなら電話番号知ってるぞ、電話持ってるか?」
シンゴ「いや、電話は持ってない。(持ってるけど使えるとは思ってない)」
警察官「よし、わかった。じゃあ俺の電話でかけてやる。あとで500CFA(100円)くれ」
シンゴ「了解、電話かけてちょうだい」

そういえば、みんな携帯電話を持ってます。二つ持ってる人もいます。
日本と同じくらいの勢いで持ってるんです、携帯電話を。
想像していたアフリカとちょっと違いますが、そんなことで驚いてたらやってけません(笑)

トゥルルルル~・・・・・・20秒ほど鳴らすけど出ません。

困った・・・どうしよう・・・

警察官「よし、俺がミカの家に見に行ってきてやるよ。ちょっと待ってろ!」(バイクで行きました)

なんて親切な警察官だろう。日本では考えられないよ。

そして30分後くらいに帰ってきました。でも警察官だけです。

警察官「家にはミカはいなかった。仕事に出ているみたいだ。夕方には帰ってくると思うけど」
シンゴ「夕方って何時くらい??」
警察官「5時か5時半くらいだと思う」

ちなみに今はまだ2時前。3時間かぁ・・・

シンゴ「歩いて行けるくらいなのか?」
警察官「いや、歩いて行くには少し遠いぞ」
(少しの感覚がどれくらいなのかよくわからないけど・・・)
シンゴ「ここで待たせてもらっていいか?」
警察官「ここは困る。警察所だからな。でも向こうで待ってていいぞ、ついてこい」

てくてくと2分ほど歩いてついた先は、隣の民家。
警察官「ここで待っててくれ、俺も何回か電話してみるから、連絡付いたらまた来るよ」

(ここって、普通の人の家じゃん。警察官の友達なんかな・・・まあ、いいか!)
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警察官「まぁ、ゆっくりしてってくれ、マダムは横にならなくていいか?中で休んでてもいいぞ」
シンゴ「いや、この道端の外で待つとするよ(皆、外の木陰でくつろいでたし、涼しそうだから)」
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ここの人は英語は全く通じません。
でもこういうときこそジェスチャーですね。
デジカメで日本の写真を見せながら、メモ帳で絵を描いて説明です。
半分くらいは通じたかな。

それでも時間は30分くらいしかもちませんでした。

しばらく無言が続きます。

でも皆、無言です。誰かが来たらおしゃべりするけど、基本的には無言でもいいみたい。
特に気まずい雰囲気はありませんでした。

なので、無言でぼけ~っと、待ちます。まだ3時かぁ・・・
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そろそろ、警察官、こないかな~

目の前をロバ車が通ります。荷台に乗った少年二人がロバのお尻を叩いています。
それを見て、おじさんたちも指をさして笑ってます。

そして、また無言になります。

この人たちは何をやってるんだろう??
平日だけど、仕事はないのかな?

でも聞くのは失礼そうだし、まぁこれも文化に違いない。

まだ4時かぁ・・・
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待ちます。
警察官は来てくれません。

4時半になり、最悪のパターンを想定し始めます。

みかちゃんは出張で出かけていて、今日は家に帰らないのでは?)
(残業で遅くなって、帰るのが夜になったらどうしよう?)

まぁ、5時まで待って警察官が来なかったら、もう一度相談しに行こう!
そして家まで連れて行ってくれと言おう!
↑超ポジティブです。それくらい思っていないとやってけません。

ぼけ~っと道を眺めます。
さっきのロバ車の少年二人が何往復もします。そのたびにロバのお尻を叩きます。
そしてみんな笑います。

平和だなぁ~いいところだなぁ~と、またぼけ~っとします。
案外時間が過ぎるのが早いです。

すると・・・目の前を1台のバイクが通りました。
バイクはさっきから頻繁に通ってますが、少し雰囲気が違います。

(あ!!みかちゃんだ!!!)
「ミカチャーン!!ミカチャーン!!」

気が付いてくれました。
でも立ち止まってこっちを見たまま固まってます。

一生懸命状況を把握しようとしています。
だって、こんな感じですから(笑)
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そして30秒くらい固まった後、
「えっ、シンゴチャン!?ねぇちゃん!?なんでここにいるん!?」

そりゃ、状況把握できませんよね。
だって、会いに行くなんて言ってないんですから!
ドッキリ大成功です。
ドッキリの割にはすごく手が込んでいて、手間がかかったし、サバイバルでしたけど。
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そんなわけで、みかちゃんと偶然にもアフリカのブルキナファソのウンデの道端で出会えたのです♪

みかちゃんにフランス語でおじちゃんたちに自分たちの存在を説明して、
そのあと、警察署にも行って、説明して。

説明したら、皆おどろきます。そりゃ、誰だって、驚きますよね。

そのために、内緒でビザ申請して、黄熱病の予防接種まで打って、
必死でワガドゥクのホテル探して、必死で来る方法を探して、
そして、本当にサバイバルでここまでたどり着いて。

我ながらタフだと思いましたよ。強運にも恵まれたと思いますけど。

さて、次からはブルキナでの滞在日記です。
お楽しみに~