全日本まとめ

過去最高レベルの難易度コースで開催された今年の全日本選手権ロード。
レース前に聞いた情報だと完走者は10名前後だろうから、
完走するだけで評価に値するとのことだったので、
今回の目標は完走することに設定。

序盤に逃げて目立つだけ目立って終わるというのも悪くはないが、
それだけしか完走できないようなコースなんだったら、
しっかりとレース展開を見極めて完走してやろうと。

とはいえ、それに向けて特別な練習をしたりだとかはしないし、
調子を特別に整えたりもしない。
5月末の美山からはじまった連戦の最後に全日本が来ているので、疲れが溜まっているのは事実。
他のレースと同じように、前日にコースの試走をして当日の朝を迎えた。

予想していた展開よりも早くレースが動いてしまい、
一度出し切った後に待っていたのは残り6周90キロ。
つまりレースの半分を単独で走ることになった。

いろんなことを考えるには十分な時間があった。

レースのこと
コースのこと

とにかくきつ過ぎて、何度も心が折れそうになった。
無心でなんかいられない。
何かを考えていないと、この苦痛に耐えられない。

完走するというのは自分で決めたことなので、それだけは負けたくない。
やるか、やらないかを決めるのは自分なのだ。
やりきった末に、タイムアウトになったら自分の力が足りなかっただけ。
やりきらずに不完全で降りる、降ろされるのだけは避けたかった。

何回も足が攣りかけたし、何回もぼーっとして落車しそうになった。

なんとか無事にゴールまでたどり着いた。

完走したという結果は、確実に「記録」に残る。永遠に残る。
そして、観に来ていた観客や参加者、関係者の「記憶」にも残ったはずだ。
フルタイムワーカーでも完走はできるのだ。


ただ・・・

全日本選手権
文字通り日本一を決める年に1回の大会だ。
参加するにも資格が必要だし、出たいといって出られるレースでもない。

ただし本当にレースをしているのはごく一部の上位のみという現実。
今回、私はレースに出場したが、参加したとは思っていない。
はるか雲の上で行われる凄まじいレベルは少し体感はできたが、
そこに到達して戦うことがどれだけ大変なのかもわかっている。
死に物狂いでやっているプロのみが到達できるレベルというのはよくわかった。

それを知ったうえで、また挑戦することがあるのだろうか?
プロの選手たちは自分の生活、今後の人生をかけて戦っている。
チームのために走り、自分のために走っている。

今回、参加した動機は、岩手は遠いから出れないけど、大分なら出れるな。
くらいの簡単なものだった。
それくらいの気持ちで参加していいのだろうか?と今は思っている。
しかも完走狙いで、一つでも前でゴールするという走りでもなかったし。

結果的に、今回のシクロワイアードの記事には私の名前は一つも出ていません。
いわゆるレース展開には何もかかわらずに、完走しただけなので。
それを思うと、やっぱり動いて目立った方がよかったのかなぁと思ったりもしてしまいますね。。。
複雑な心境です。


そうそう、一昨日の数字で紐解くの日記の閲覧者が1300人くらいいました。
今日も500人を超えてます。
全日本の前は200人くらいだったのに。
どこからそんなに増えるんでしょうね。
しかも、数字のことを書いた日記は爆発的に。
たしかに、禁断の領域を書いたという気はしますけど。
反響が全くないのが怖いくらい(笑)


それにしても、このポテトチップスは微妙です。
全日本終わったからとかでなく、普通にスナック菓子だいすきです。
夜中でも普通に食べますね。
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