どこの犬?

昨日の帰り道

家に帰る最後の峠を越える手前の集落で事件は起こった。

道の真ん中に犬がいる。

首輪どころか、紐まで付いている。
どこかの犬が逃げ出したのだな。

とりあえず、止まってみる。
すると犬も止まってこっちを見ている。

放っておいてもいいんだけど、車にひかれたらかわいそうだし・・・

寄ってみる。

逃げない。

背中のポケットから食べかけのおにぎりをちぎって投げてみる。

寄ってきた。

そして捕まえた。

人懐っこい柴犬風の老犬だ。

さて、どうしよう・・・

とりあえず、近くの電気のついている家をノックする。

おじいちゃんが出てきた。

「さぁ~どこの犬かのぉ~たぶんあそこの犬だろう」

と、思い当たる家の近くまで案内してくれた。

そして、その家の玄関をノックする。

45歳くらいのおじちゃんが出てきた。

ビックリしているようだ。

そりゃ、9時前に自転車ジャージを着た人間が玄関の前で犬を連れているのだから・・・

おじちゃん、10秒くらいフリーズ。
そして「どこの犬かの~おじいさんわかるか?」

奥からおじいちゃん登場。

そして、10秒くらい犬を見てから「こりゃうちの犬や。紐が外れたんやな」

そんなに自分ちの犬がわからないものなのだろうか?

それとも、やっぱり時間と自転車ジャージがまずかったのだろうか?

とにかく、飼い主が見つかって良かったです。

写真はもちろんありません。