沖縄レースレポート

レポート書いておきます。
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まずは結果から。
3位表彰台です。
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今年はチャンピオンとしての責任感をもって走りました。
そんな義務もないんですが、何となく使命感を持って。
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スタートからペースを上げてきつい展開にすべく、
ガンガン引き倒しました。
おそらく100番より後ろに下がることはなかったです。

序盤のスプリントポイントも獲る気満々でした。
でもそれまでローテーションに加わってもいなかった選手が
ゴールスプリントのようにもがくので加われず。

特に気をつけたのが、道幅が狭くなるところの手前で
自分が集団の前方で安全に走るだけでなく、後ろの選手のことも考えて、
ワザとペースを上げて一列棒状にすること。
足は使いますが、前に無理やり上がってくる選手を減らせるので、
結果的には、皆が安全に通過できます。
一生懸命練習して、沖縄まできたのに落車でリタイアは辛いですからね。
それでも落車は大量にあったみたいですね。
自分は一度も見てませんが。

そんなことをしながら、1回目のダムの上りをハイペースでこなすと
集団は30人ほどになってました。
オーベストの西谷さんの牽引が強烈でした。

よく考えると、この残ったメンバーの中で登りまでで集団牽引していたのは、
自分以外ほとんどいなかったと思います。
足を休めれるところで休めておくのもロードレース。
だけど前年度チャンピオンとしてのプライドや、
きついレースにしたかったという思惑で自分にはできませんでした。
馬鹿正直もんです。

登りきってペースが緩むとせっかくの30人の集団なのに後続に追いつかれるので、
ナルシマ小畑さんと相談して、皆でローテーションすることを提案。
提案したからには積極的にひかせていただきます。
それにしても下りで足止めてる選手が多かった。
踏める下りはスピード乗せるまでは踏みましょう。

奥のスプリントポイントは早めに集団を牽引して、
長めに引き倒して、ローテーションで変わってこようと上がってきた選手に、
「すみません、スプリントポイントが欲しいんですけど」と相談(笑)
流石にここまで残っている人には話は通じるもので、
それならどうぞ。と皆さん譲ってくれます(笑)

奥の登りは風間さんがいいペースを作ってくれました。
早すぎず、遅すぎずいいペース。
これは自分にはなかなかできないんですよね。

海岸線を南下する時には、30人いた集団でも、しっかりひけているのは10人ほど。
ほっておいても次の登りで10人くらいになるだろうと思っていたら…

2回目のダムを上りはじめで優勝した清宮さんを含む3人くらいがスルスルと抜け出します。
2人は戻ってきたけど、清宮さんはそのままジリジリと離れて行きます。
皆が他人任せで誰も追いかけません。
自分はスタートからの一連の動きで足を使いすぎてて、ペースアップできませんでした。

登りきって2分ほどのタイム差。
残ったのは15人くらい。
皆でローテーションすれば追いつける差ですが、
全員足がなくペースが上がりません。

清宮さんのチームメイトはローテーションを邪魔することはなく、
後ろで待機してくれていますが、ローテーションはギクシャク。
勝ちたい選手と上位でゴールしたい選手の思いの差でしょう。
ここは青木さんが強かったですね。
自分はもう意地で集団牽引しているだけ。

2分前後のタイム差が縮まることはなく、
集団も10人ほどに減って最後の羽地ダムの手前まで進みます。
この区間はほんまにグダグダで平地でも30キロを切るくらい。
ここは高橋さんが強かった。
青木さんは下りの段差で派手に前輪をヒットさせてパンクで脱落。

羽地ダムの登りは登り口からスルスルでもガッツリでもなく、ズンズンとペースアップ。
トンネルでバイク審判にタイム差を確認すると、前に2人いるとのこと?
(2位の原さんにゴール後に聞くと慶佐次の補給ポイントくらいからスルスルと抜け出したらしい)

じゃあ、3位かな。とトンネルを抜けると、竹芝の中鶴さんが隣にいるではないですか!

後ろも離れていたし、2人でゴールを目指します。
中鶴さんと話をすると、前の2人ともチームメイトとのこと。
タイム差があいていたので、ローテーションしてくれました。
非常に助かりました。
ただこちらは足もいっぱいいっぱいだったので4:6くらいでしかひけません。

後方は3人ですが30秒くらい離れているらしく、姿は見えません。
残り距離を見ながら、ゴールスプリントを考えます。

残り1キロで番手をキープ。
牽制が入ってもこの距離なら後続を気にせずにスプリントできます。
最後は中鶴さんのスプリントに合わせてまくりに行って3位でした。


流石にワンツースリーさせたくなかったので、最後は卑怯でしたが、
勝負にこだわらせてもらいました。

ゴール後、脚がバキバキに攣って痛かったです。

師匠もお疲れ様さまでした~
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優勝した清宮さんは勇気をもって飛び出した結果ですね。
あの登りのペース、東海岸のペース、強かったと思います。

2位の原さんも(失礼ですが)目立った動きはなかったんですが、
終盤でも余裕はあるように見えました。
清宮さんと29秒差まで追い上げてるのは驚きです。
竹芝ジャージではなかったのですが、チーム関係者とは…

4位の中鶴さんは清宮さんが逃げたあともローテーションの邪魔をせず、
こちらの勝負に正面から付き合ってくれました。
最後は地元沖縄ということで、表彰台に立ちたかったとおもいますが、
私の卑怯さが一枚上手でしたね。すみませんでした。

今年のツールドおきなわ市民210キロは例年よりも完走者が少なかったそうです。
落車も多かったみたいですが、序盤のハイペースで脚が削られたのは間違いないでしょう。
自分も今までで一番きつかった沖縄でした。
追走の10人もほんまにこれが先頭追走集団か?という地獄絵図でしたし。

ゴールしてから、いろいろ情報収集して、
かなり自分には不利な展開になってたんだというのが実感です。
勝ちたかったけど、この展開だとどうしようもなかったと思います。
「今日、一番強かったのは白石だった」という声は沢山聞きましたが、やはり勝ちたかった。
強いやつが勝つほど甘くないのがロードレース。
また一つ勉強できました。
早くも来年が楽しみです。


ちなみに今年もタイヤはSOYO TYREのCRh160でいきました。
走行の軽さとグリップ感は抜群です。
下りが怖い人はCR2がオススメです。
CRh160でも各メーカーの決戦タイヤ並にグリップします。
細さからくる見た目の不安さと違って、しっかりグリップします。
私はもはやレースはソーヨー以外は考えられないでいます。
値段は高いですが、使ってみないとわからないのがタイヤ。
レースだけ使って年間1000キロくらいなら前後ローテーションすれば使えるかな。
ぜひお試しあれ!