ゴールデンウィークに九州をぐるっと周るドライブを3泊4日でやってきました。
できるだけ高速道路を使わない。
できるだけ気持ちいい道を走る。
できるだけネットで調べ過ぎない。
気になるもの、ことはできるだけ立ち止まる。
そんな感じの一人旅。
まずは皆が起きる前にゴソゴソと荷物を積み込みます。
朝日を浴びて出発!
よく走る道を70キロほどの移動。
関門トンネルを抜けて九州へ。
料金所システムなので、左ハンドルはつらいけど、
おねえさんが身を乗り出してくれて160円を手渡し。
別府、大分をつなぐルートは主要国道なので交通量が多いので、
いつも使うのは小倉、日田、小国のルートですが、
そっちも走ったことがあるのでパス。
22年ぶりに買ったツーリングマップルで狙いを定めたのは、
唐揚げの聖地、中津市から南下していくルート。
門司港に着いたフェリーに乗って大阪から来たと思われるライダーが多数。
信号待ちで止まるたびにナンバーを見てみんな考えることは同じだなぁと。
休みがあるとやっぱり出かけたくなりますよね。
主要国道のR10を南下していると、緑看板がでてきました。
こりゃまずいと、有料道路の入り口で左折してK58に。
このあたりは何度か走ったことありますが、この道は初めて。
さて、どうやって中津に向かおうかと、信号待ちでツーリングマップルを開いて作戦会議。
京築アグリラインと書かれた広域農道が並行して走っているのを確認。
アップダウンの快走路と書かれています。
絶対に自転車では選んだらいけない系統の道ですが、車なので関係なし。
交通量も少ないし、信号もないだろうから進路をそちらに。
思った通りの快走路で中津にはいって、R212で南下。
看板に青の洞門と出てきたので、マップル開くと
日本唯一の8連アーチ石橋なるものが。
日本唯一にしては地味だけど、通り過ぎていたら帰って地図見て後悔するやつ。
からの青の洞門も3分の片側交互通行で通過。
手彫りでこれを掘ったのだからすごいもんです。
R500からR212中津日田道路のバイパスを抜けてK28へ。
何度も聞いたことあるけど、行ったことのなかった耶馬渓に。
これまた緑に包まれた快走路とあるので選ばない理由はありません。
一目八景と呼ばれる奇岩ポイントで小休止して、
車の流れが大きく途切れたタイミングでワインディングを楽しみます。
下り始めて少し行ったところの道端に、そば饅頭屋さんを発見。
湯気も上がっているし出来立てでおいしいに違いないと立ち寄って、
おやつ代わりにゲット。
このあとのルートを決めようとツーリングマップル広げて、
あったかいそば饅頭をほおばりつつ一人作戦会議。
1個100円のそば饅頭はあんこもおいしく持参のコーヒーにもよく合います。
ルートを決めてスタートすると、200mほど走ると、
ガタッという音とともに、サイドミラーで黒い塊が跳ねてます。
まさか?と、いつもスマホを置いているところに無い!ポケットにもない!
後方確認すると車がいないので路肩に寄せて、ダッシュで拾いに戻ります。
予想通りスマホでしたが、なんと無傷。
そば饅頭をほおばりながらスマホを屋根の上におきっぱにしていたのでした。
初日に文明の利器を失うところでした。
玖珠の街に降りる手前で、玖珠広域農道にチェンジして、
ひたすら2車線のアップダウンのワインディングを楽しみます。
そのころ、妻から「そろそろ(延岡)着いた?」と文明の利器にメッセージが。
そりゃ、家を出てから5時間以上経っているので、そう思ってもおかしくないですね。
まだ、工程の半分も進んでおりません(笑)
九重から四季彩ロードと呼ばれる道にチェンジ。
このあたりの道も自転車である程度走っていると思ってましたが、
まだまだ走ってない道があるもんですねぇ。
K40につないで筋湯温泉に立ち寄って足湯を。
温泉に入ってもよかったのですが、そこまで時間に余裕がないので足湯で我慢。
何度も来たことのある瀬の本高原をしり目に見つつ
(こんなところで鹿児島の本物の白熊をほおばってます。さすがうちのクーラーボックス)
次に目指すは名水百選の池山水源。
隠れコンセプトとして湧き水があったら汲むというのもあるので。
観光地化されていないくて静かでいいところ。
ガイドの勇ましい掛け声とともに馬が登場。
乗馬体験ができるところが近くにあるらしいですが、大量の落とし物はどうするのでしょう。
またもやK40に復帰して、産山村の役場でルート確認。
ナビに案内はさせてないもので、現在地がわかるだけで十分。
しかも基本はノースアップです。
波野からツーリングマップルによると「アップダウンが楽しい快走路」を走ってさらに南下。
信号もなく、交通量もほとんどなく、走り放題。最高ですな。
R325から少し西に行ってR265につないで馬見原に。
ツーリングマップルによると、九州のへそなる基石があるとのことで探索。
道路沿いに立派な石碑が。
馬見原は名前の通り宿場町。
13時を過ぎてお昼ご飯も食べてないことを思い出し、
寺フェスなる気になる看板を発見したので、食べ物ゲットできるだろうと寄ってみると、
入口の黒板には○○中学同窓会と。
おばあちゃんに手招きされるがままお寺の中に入って、
いろいろと質問攻めにあって帰るときには、飴とお守りをゲット。
想像していたフェスとは全然違っていましたとさ(笑)
馬見原の肉屋さん「肉のみやべ」が、
にぎわっていたので、
馬見原バーガーなるものが。
(皆さんは普通に肉を買われてました)
桜肉(馬肉)コロッケを挟んだバーガーでおいしくおなかを満たした後は、
R265をひたすら南下です。
目指すは九州の秘境と呼ばれる?椎葉村。
聞いたことはあるけど行ったことはなかったのです。
そりゃなかなか行く機会ないですよね。
半分バイパス化されつつあるR325を走っていると、
左下の川に気になる古いつり橋が。
気になるものは寄ってみるの精神で探索に。
地元民に道を聞くと、その家の脇の細い道を通っていくと行けるよと。
「ボロボロでずっと前から使われてないねぇと。昔はわたって対岸の学校に通ってたけど」
確かにボロボロでしたけど、形は好きなタイプ。
渡れないのは残念だけどこのまま朽ち果てていくのかなぁ。
R327の細いダム沿い区間を走っていると、前方にバイクが。
あれ?どこかで見たなと思ったら、門司あたりで並走していたライダーでした。
どうやったらこんな超マイナーなルートで再開できるんでしょうね。
ライダーは気が付いたかなぁ?
R388で美郷町を抜けて門川へ。
久しぶりの車列と片側2車線の道にドキドキしながら、今日の宿に到着。
知人宅でお孫さんと一緒に家族団らんの時間に加えてもらって、
オールドバカラのグラス片手に夜は更けていくのでした。
初日の走行距離は
411キロ
8時間7分
平均燃費は10.1キロでした。
あ~よう走った!
(手羽先も甘いものも好きらしい)