ののの誕生日でした。
210キロで優勝してから早7年。
いろんなことがあって、あっという間でした。
https://www.cyclowired.jp/news/node/97158
小学生になってから学校休ませてまでって思っていたけど、
日曜帰ればいいだけというのに気が付かなかった自分が悲しかったです。
どれだけ自分中心やねん。
さて、続きを。
アップダウンで気が付けば8人に減っていました。
後続とのタイム差のバイクは来ないですが、
もう追いついてくることはないでしょう。
あとはこの中でどうやって自分の展開に持ち込むかです。
脚の攣りは収まってることはなく、常にピクピクしている状態。
私の場合は、バキッと完全に攣ってしまうまでいかないのが救いです。
補給をしっかりとりながら、コースを思い出します。
ここからはワンミスが命取り。
集中して、人任せにせず自分で動く。
登りのたびに加藤選手がペースを作り、それに川勝選手が続く展開。
濱野選手(サイクルプラス)、原田選手(team all out reric)も力強い。
8人の中で足の差が出てきたけど、羽地ダムまで人数が減ることはなさそう。
そもそも与那からこのペースでも、大きくペースが崩れてないのが奇跡的。
この逃げのメンバーの力が揃っていたということでしょう。
ほんま、与那で、偶然、逃げに気が付いてよかった。
途中で踏みやめて集団に戻っていたら、逃げ切られていたと思うので。
そしていよいよ羽地ダムへ。
私の残量的には、1分高強度も厳しく、切れのあるアタック一発程度。
それで人数が絞れて、後続は細切れになるのが理想的。
登り口から、加藤選手、川勝選手が前でペースで登りだす。
そこへ原田選手がじわっとアタック。
ここで一気にペースが上がると防戦一方になるのだが、
加藤選手、原田選手がランデブーしながらジリジリと差を詰めていく。
300wを少し下回る程度で一定ペース。
トンネル手前から、川勝選手の一本引き。
私も後ろを振り返る余裕は全くなく加藤選手の後輪に張り付くのみ。
トンネルを抜けて右折。
そして急こう配区間で大勢の観客。
本能的に体が動く。せっかくなら魅せるレースを。
頂上までは1分程度だったと思うので、1分出せる全力で。
踏み出しは鋭く(783wでてました)、そこからキープ(400w程度)
勾配が緩くなる区間も込みで、頂上まで1分360w(6.31倍)。
振り返るとついてきたのは川勝選手と黒いジャージの選手のみ。
後続は見えない。
ひとまずアタック成功。狙い通り集団は粉砕できた。
下りきって、黒いジャージの選手がローテーションを飛ばしてくる。
ここまでの展開でも、強さは感じていなかったが・・・
そして、ローテーションに入ってきたと思ったら、カチあげる。
順番は川勝選手、私、黒なので、あおりを受けるのは川勝選手。
後続が見えないとはいえ、さすがにこれはイケてないので注意する。
一番困るのは川勝選手が嫌気がして、アタックすること。
ゴールまで3人のままで行きたい。
何度か注意したらようやくわかってくれたみたいだが、
今度はほとんど引かなくなって直ぐに代わるように。
ゴール後に気が付いたが、マカオの選手だった。何語で話せばよかったんだろう?
そんなことがありながらも、後続が全く見えないことを確認。
このまま3人でのゴールスプリントになるのが明白なので、川勝選手の番手をキープ。
順番は変わらず、川勝選手、私、マカオのまま。
そして私を先頭に残り距離は2キロを切った。
それまでよりも少し長めに引いて残り距離を調整。
予想通りマカオの選手は少しで交代。
残り1.5キロで川勝選手が先頭に。
そして交代の合図が出るが、前には出ない。
よっぽどの牽制が入ったり、マカオの選手が飛び出せば話は別だが、
川勝選手は少しペースを緩めただけなので番手をキープ。
残り1キロでも変わらず。
マカオの選手が飛び出さないように、目で牽制。
前後に細心の注意を払いながら残り500m。スピードは40キロ程度。
残り300m
左前に女子の5名くらいの集団が見えるが、スプリントで交錯しそうにはない距離。
残り200m
それでも仕掛けてこないので、こちらからスプリント開始。
最後まできっちりもがき切ったので、ゴール後は片手をあげるのがやっとでした。
ということで、3回に分けて書き上げましたが、
やはり知らないメンバー、いつもと違う展開というのは、
非常に楽しいものでした。
40キロ地点で足がつった時には絶望しかなかったですが、
非常に濃密な3時間弱のレースでした。
よく考えたら、沖縄のコースのきついとこしか走ってない。。。
そりゃ、きついわけですね。
肉離れかと思っていた足も、木曜日でようやく完治。
こんなに筋肉痛を引きずったのも久しぶりというか初めてです。
今回は与那のアタックで偶然前に追いついたのが全てでした。
そこから後は、ほんま思い出したくないくらいきつかった。
改めまして、一緒にレースを走った皆様、
一緒に逃げてくださった皆様、楽しいレースをありがとうございました!